バッカスに愛される為に、
日々の晩酌を欠かさないという、
とっても献身的な愛をささげている今日この頃、
皆さん、どうお過ごしですか?
しかし、こんな暑い日は、昼間からビールを飲みたいぜ。
まぁ、そんな感じでこの間、夫婦で行きつけの寿司屋に行った時の事。
(夕方くらいにね)
カウンターに居合せたおっちゃんに、話しかけられましてね。
「結構、呑むねぇ〜。今まで最高でどのぐらい呑んだことある?」
いままで最高に呑んだ時は、記憶がぶっ飛んでいますので、
そんなのイチイチ数えてなんかいませんが、とりあえず、
「缶ビールなら1ダース、ワインとかならボトル2〜3本かなぁ〜」
※夫婦だと、×2になります。
と答えると、そのおっちゃん
「え? その程度? 一升瓶で5本とか飲まないの?」
ちょっと待て、おっちゃん。
一升瓶5本って言ったら、約1.8リットル×5だぞ。
9リットルって、あなた、排水溝じゃあるまいし、そんなに入らないだろ?
そうか、この人は俺をからかっているんだな。
と思ったその時、お店のマスターが、
「あぁ〜、サカイさん(仮名)ね」
って、
マジな話ですか?すると、こや(妻)が、
「一升瓶5本って、一日中呑んでいるんですか?」と質問。
あぁそうか。それなら、その量もまだうなずける
(↑ 感覚が麻痺しています)
すると、おっちゃんとマスターが口をそろえて
「違う違う。一升瓶1本を15〜20分で飲んじゃうから」
ほぼ一気飲みじゃないですか!っていうか、やっぱ排水溝だろ?それ。
しかも、そのサカイさん、
「いっぱい引っ掛けてから、温泉につかってくるわ」
とか言って、日本酒を一升飲んでから、温泉につかるとか、
(しかも、15〜20分で空にしてからね)
呑むと全然、つまみを食べないとか、
もう、とにかく超酒豪というか、まさにバッカスの生まれ変わり。
まだ他にも色々と武勇伝を伺いまして、ひと段落したところで、こやが、
「へ〜 そのサカイさん(仮名)に会ってみたいなぁ〜」
(↑俺は会いたくないぞ、こや。)
「よく、このお店にいらっしゃるんですか?」
するとマスター、
「もう十何年も前の話だからね〜
昔はよく来たけど、もう亡くなっちゃたからね」
そうかぁ〜 残念だな〜
(↑俺は正直、ホッとしたぞ、こや。)
昔の話だもんなぁ〜
今も健在なら、かなりのお歳なんだろうなぁ〜
おっちゃんもマスターに続いて、
「そうそう、亡くなったんだよねぇ〜
肝硬変で」・・・
ダメだろ、それは!でもまぁ、そんな量を長年呑みつづければ、肝硬変にもなるわな。
するとさらに、マスターと、おっちゃん、
「そうそう、まだ若いのに、死んじゃったんだよねぇ〜」
「あれから急に呑めなくなって、すぐに死んじゃったよねぇ〜」
「でも全盛期の呑みっぷりは、すごかったよね、期間は短かったけど」
「そうだよねぇ〜」
「やっぱり人間、あんなに呑んじゃいけないよね」
ダメすぎるだろ、それ!そもそもこの話は、サカイさんの武勇伝ではなかったのか?
いつの間にやら、反面教師にされてるよ、サカイさん。
しかし、
間違いなくというか、文字通り酒で身を滅ぼしてるじゃないですか、サカイさん。
そんなわけで、バッカスに恋焦がれ、情熱的な愛を捧げるも
その愛を受ける前に、
お星様になってしまったサカイさん(仮名)ですが、
来世は、
排水溝に生まれ変わらない事を、
切に願う( ̄▽ ̄)ノ 俺も、来世がザルにならないよう切に願う・・・☆;:*:;☆